[日]太極棒術螺旋

太極棒術は1,000年の歴史を持つ道家秘伝の気功術である。

心身をリラックスさせ、意念に基づき、太極を練りあげ、螺旋纏絲運動を行う事によって太極のもつ働きを活性化させるのを特徴としている。

それは私達の生命の源である太極(DNA)を練りあげることにより、それの持つ無限の力(遺伝子情報)を引き出し、生かしていく気功法と言えるであろう。

その結果、健康はもとより、病気平癒、生活の質の向上等々、

充実した人生が送れるようになるのである。

この太極棒術の最大の特徴は、螺旋纏絲運動である。

螺旋纏絲運動(糸をグルグル巻きつけるような螺旋運動)。

天地万物、ありとあらゆる物の存在形態はすべて陰陽の結びつきによる螺旋纏絲運動が基本となっている。

その代表的なものがDNAの二重螺旋構造である。

私達の身体は60兆もの細胞から成り立っていると言われている。

そして、その細胞の一つ、一つに30億もの情報が組み込まれていて、その情報が私達の生命を支えていると言う。

それはアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)と言う四種類の塩基が二本の糖とリン酸からなる鎖から一定の間隔で対をなして突き出し、ちょうど螺旋階段のようにグルグル巻きながら細胞核に収められている。

これが、いわゆるDNAの二重螺旋構造と言うものである。

図1参照

 

問題はこの四種の塩基A、T、G、Cである。二本の鎖からAとT、GとCと言う。一定の法則で対をなして結びついている。それが心身の要請に応じて螺旋運動を引き金に三つをひとつの単位としてアミノ酸を生み出すのである。

例えば、メチオニンATG、リジンAAG、グルタミンCAG、アルギニンCGA、etc.と言うぐあいに。

トリプレットと呼ばれるこの三つの塩基つまり、アミノ酸の配列によって高分子物質であるタンパク質が決定される。

私達の身体はこのタンパク質を主体に造られているのである。

言うなれば私達は、それのもとであるアミノ酸、そして、そのもとである四つの塩基の二重螺旋構造によって生かされているのである。

この生命体の科学的法則は古代中国の自然哲学である太極陰陽思想(易)との考えに合致している。

易経の「繋辞上伝」に『易に太極あり、これ両義を生ず』と言うのがある。

天地万物、ありとあらゆる物の存在形態は、この太極より生まれた陰陽二気の組合せによるものだと言う。

老子が生成論で「一が二を生み、二が三を生んで、そこから万物が生まれる」

と言っている。これを易の象徴記号で表すと次のようになる。

「始めに真陽の気 が陰 と陽 に分かれた。この陰陽の二気が結び合って少陰 、老陽 、少陽 、老陰 の四象を生んだ。それがまたそれぞれ陰、陽に分かれて

、兌、離、震、巽、坎、艮、坤

の八卦を生み、六十四卦の万物へとつながる」   図2参照

これは、すべての事物は陰 、陽 二気の組合せから成ると言う考え方である。

まさにドイツの天才数学者ライプニッツが開発した二進法の原理である。

現代ではコンピューター言語 0.1 の組合せとして、情報形態に利用されているのは周知の事実である。

私達の心身もこの太極陰陽二気の原理から成り立っていると言えるでしょう。

ここでこの太極陰陽の原理とDNAとの関係を易占研究家、今泉久雄氏の「易経の謎」と言う本から見てみよう。

「易」の思想では私達の世界はちょうど四季を表す春、夏、秋、冬に対応する。

少陽、老陽、少陰、老陰の四象の移り変わりのパターンを繰り返している。

ところで万物の情報形態を表す基本が六十四卦である。

そのうちの一つ、例えば水沢節の卦   をみてみよう。

これを上から二本ずつ区切っていくと、 (少陰)、 (老陰)、 (老陽)となる。

このようにみると、六十四卦はどれも四象から三つを選んで組み合わせたものだと言う事になる。

これはさきの遺伝子DNAのトリプレットと完全に対応している。

アデニン(A)が少陽 、 チミン(T)が老陽

グアニン(G)が少陰 、シトミン(C)が老陰

これをアミノ酸でみると

TCG(セリン)  風雷益、 TGC(システィン)  風山漸、

CGA(アルギン)  地風升 etc.

 

要するに私達の生命活動は太極(DNA)から発信される陰、陽(-)

二気から成る六十四卦の変化形態だと言えるでしょう。

太極棒気功による放松(リラクゼーション)、意念(イメージトレーニング)、

意守丹田(練太極)、螺旋纏絲運動はDNAに収められている30億もの情報を有効に生かしていく健康法なのである。

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